益田市の歴史・風景体験レビュー

益田市(島根県の西部)の資史料をもとに益田市の歴史・風景の魅力と課題をフィールドワークで体験レビュー。
 

高島灯台

益田市高島の「お伊勢物語」の内容を比較してみた(冒頭部編)


益田市の伝承・伝説で『まんが日本昔ばなし』にも取り上げられた「お伊勢物語」

前回は、益田市の土田海岸の沖約2㎞にある「伊勢島」の姿を中心にした内容を投稿しました。

※前回の内容はコチラ⇒益田市沖の伊勢島と『まんが日本昔ばなし』お伊勢物語の姿を見る

今回は、『まんが日本昔ばなし』を含めた3つの「お伊勢物語」の内容…微妙な内容の違いをとりあげます。

まずは、『まんが日本昔ばなし』の「お伊勢物語」
まんが日本昔ばなし~データベース~サイトで『まんが日本昔ばなし』での「お伊勢物語」を知ることができます。
※ご参照:『まんが日本昔ばなし』データベース

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=958

実際に『まんが日本昔ばなし』No.0958の「お伊勢物語」放送日:1987年06月13日(昭和62年06月13日)をご覧になった事がある方はご存知だと思いますが、


冒頭部では、主人公である「お伊勢」がおかれていた状況(津田の村でとても貧しい家に育っていた)と高島に嫁ぐまでの経緯(いきさつ)がとても可哀そうなものとして具体的に描写されています。


・「お伊勢」の家は「(津田)村で一二を争うくらい貧しかった」
・一生懸命育てた作物(大根)も、みんなカラス達が先に齧っていく。(このシーンは特に可哀そう(涙))
・「お伊勢」は家族(老いた父母、幼い弟妹)の事を考えると、自分は一刻も早く嫁いでいかなければと感じていた…「口減らし」のためである。
・ある日、「お伊勢」の嫁ぎ先が決まる…(益田市沖の)「高島」だった。定期的な船の交通などなく、高島へ渡ってしまえば簡単には家族に会いに戻ることはできないという場所だった。


以上が『まんが日本昔ばなし』の「お伊勢物語」での内容だったわけですが、

益田市の鎌手にある案内板、『石見舟歌に生きる「おイセ」の物語』

石見舟歌に生きるおイセの物語(拡大)


また、
矢富熊一郎先生の著書『謎の高島』

謎の高島


さらに、
益田市内のいろいろな民話をあつめた大型本『益田の民話』(2002年3月「益田の文化を育てる会」)

益田の民話 益田市の伝承・伝説資料


以上、地元益田市の資料3つのには、一切、お伊勢が嫁ぐまでの情報、具体的な説明、描写はないのです!!


★順を追って確認してみましょう。

案内板『石見舟歌に生きる「おイセ」の物語』の冒頭は、

 津田村の娘おイセが高島の若者に嫁いだ。


矢富熊一郎先生の著書『謎の高島』の「おいせの伝説」の冒頭は、

ある年おいせと言う女が対岸の津田からこの島へ嫁いだ。


書籍『益田の民話』の「お伊勢島」での冒頭は、

お伊勢さんちゅう娘(むすめ)さんが、あの海の向こうに見える高島にお嫁にいったんじゃ。


「お伊勢物語」の地元、益田市の資料すべて、「お伊勢物語」の冒頭は、共通して…(いきなり)「「お伊勢」が高島に嫁いでいった。」という感じで始まっているのです。


あっ、今回の投稿、
『まんが日本昔ばなし』のストーリーテラーが素晴らしい!(脚本家の小国英雄 的な起承転結の構成で見事!)ということを、ことさら強調するものではありません。

むしろ、益田市の一次「的」伝承・伝説情報が、物語の「起」部が、なんで、こんなに、異常にシンプルなのか…

私は気になりました。

あなたはどうですか?…どんな、空想、仮説が湧きましたか?

もしよろしければ、コメントくださいまし♪


わたくし的視点では、あまりにもシンプルすぎる冒頭部の話は、

当時の益田あたりでは、津田村の貧しさは周知のとおりで、あえて具体的に表現しなくても…当時の地元益田では語り継がれるうえでは、十分理解されていたのでは…と。

高島と伊勢島と洞の鼻のこの風景…距離観。もしかしたら「お伊勢物語」は、実話ではないか?とも思えてきました。(高島から手前の砂浜まで約10㎞…ちなみに、高島から津田の海岸までは約12㎞)

益田市 高島 伊勢島 洞の鼻

益田市の「高島」と「伊勢島」そして「洞ノ鼻」付近の海岸(砂浜)の風景(撮影は2015年2月14日)

伊勢島が何処なのかわからん!という方向けに(説明付きで↓)
益田市 高島 伊勢島 洞の鼻 説明


※次は⇒益田市高島の「お伊勢物語」の内容を比較してみた(高島脱出編)です。

益田市の比礼振山(権現山)より高島(たかしま)の風景

益田市の比礼振山(権現山)からの風景…益田十景について続けますw

今回は「高島」…比礼振山(権現山)山頂から見島(山口県萩市)までの距離約70㎞(yahooMAPでの計測)と比較すれば…比礼振山(権現山)山頂からは直線距離で約18㎞(yahooMAPでの計測)ですので、被写体としては楽です…かなりw。

高島は(わたくし的には)近くて遠い「益田市のプチ秘境」です♪

早速ですが、益田市の比礼振山(権現山)からの風景…「高島」について

まずは、大草町の田園風景とあわせて、益田市の日本海沖の「高島」の姿

益田市の比礼振山(権現山)より高島と大草町の風景


次に、「魚待ノ鼻」…唐音の蛇岩、水仙の里とかがある鎌手の海岸の先にある「高島」の風景(…だんだん近づいてきましたw)

益田市の比礼振山(権現山)より高島


高島は、島根県益田市の大浜漁港から、約12kmにあります。

よく見るとポツンと白い構造物が見えます。何だかおわかりですか?
矢印&○囲みしておきました。(老眼の方のために…)

益田市の比礼振山(権現山)より高島灯台の風景


益田市民で釣りが好きで、高島に詳しい方なら容易な問いかけですが…これは「高島灯台」(位置:北緯34度50分06秒 東経131度50分19秒)です。

倍率MAXで撮影

高島灯台


こ、これは…ハッティフナット(Hattifnatt)…ムーミンのニョロニョロじゃあ、あ~りませんか!?

益田市の三里ヶ浜で夕方になれば、「高島灯台」からのピカッと閃光が確認できます。

高島は、今は「無人島」ですが、1975年(昭和50年3月末日)まで人が暮らしていました。


我が益田市の至宝!歴史的にも最高の名誉市民である「矢富 熊一郎」先生の著書
「謎の高島」には、益田市の沖に浮かぶ「高島」について、とても貴重な情報、てんこ盛りです♪


益田市の比礼振山(権現山)より、益田十景シリーズが落ち着いたらw
(いずれ)特集しましょう♪

※次回は、益田市の比礼振山(権現山)より高島(たかしま)の風景内で発見した「あの岩」についてです♪
【撮影日は2015年2月1日 デジカメはCOOLPIXP600 です】

益田市の魚待鼻灯台の(ほぼ)真北に…あの島がある

益田市の灯台といえば、前回の投稿でご紹介した「高島灯台」と今回とりあげる「魚待鼻灯台(うおまちのはなとうだい)」

この画像は大浜港のそばの大谷海岸から撮影した「魚待鼻灯台」です。↓

魚待鼻灯台 益田市

「魚待鼻灯台」は、かなり特殊な位置にある!!


実は、「魚待鼻灯台(益田市)」の「ほぼ真北」に「竹島(島根県 隠岐の島町)」があるのです。
竹島と魚待鼻灯台の位置(東経)を調べたところ、

※竹島(島根県 隠岐の島町)
北緯37度14分30秒
東経131度52分00秒


※魚待鼻灯台(益田市)
北緯34度45分05秒
東経131度52分04秒

東経、僅か04秒の差です。


方位角による距離の計算をしたら、魚待鼻灯台~竹島までは約276.3kmでした。当然ですが…陸上からはお互い見えませんネ。

今回、益田市の「魚待鼻灯台」を撮影した場所
大谷海岸には太平洋戦争時のエピソードがあります。
>>益田市で漂流エピソード。日本海の対馬海流が10人の命を救ったお話

【編集後記】

この位置関係を発見したきっかけは、「高島灯台」の位置にありました。
当初は、「高島灯台」の真北に「竹島」…という話にしたかったのですが、「魚待鼻灯台」の方がより東経値が近かったので、こんな記事に仕上げました。

「高島灯台」の位置については、↓こちらの記事内に記載しています。
>>「謎の高島」のカナダ山と高島灯台(益田市 沖)

※なお、今回最初の画像でご紹介した「魚待鼻灯台(益田市)」の鼻のむこうには、
益田十景でもある「水仙の里(益田市鎌手地区)」がありますョ。

MAP・場所・航空写真:益田市の魚待鼻灯台


「謎の高島」のカナダ山と高島灯台(益田市 沖)

益田市の沖10数kmの日本海に浮かぶ島「高島(たかしま)」


益田市の大浜の港から約12kmにある高島(現在は無人島)

高島に関する貴重な著作、矢富 熊一郎先生の「謎の高島」によると、
画像左端の小高い所は「カナダ山」とよばれているそうです。

謎の高島 益田市


上の画像左端の小高い所…「カナダ山」
わかりましたか?以下、益田市の高島「カナダ山」です。(撮影場所は益田市の大谷海岸)

高島 カナダ山 益田市


さて、もう一度、最初の画像、益田市の大浜の港から約12kmにある「高島」の画像

謎の高島 益田市


高島の(画像)右側の高い所にポツンと白い物体…みえますか?

最高倍率でこの部分を撮影してみました。↓

高島 灯台 益田市

おわかりでしょうか!?…灯台です。

「高島灯台(位置:北緯34度50分06秒 東経131度50分19秒)」です。

この島は、現在、無人島ですが、1975年(昭和50年3月末日)まで人が暮らしていました。

近くて最も遠い?益田市のプチ秘境「高島」


私が幼いころから、一度は訪れてみたいと思っている益田市の「高島」。
距離として10数㎞という近さにもかかわらず、その思いはいまだかなっていません。

近くて最も遠い益田市のプチ秘境スポットといえます。(私にとって…)

益田市の高島の面積は東京ドームの何個分か?


益田市の高島の面積は約0.39km²で東京ドーム(0.047km² )の約8.3個分となります。(ちなみに、竹島は女島、男島の2つの小島と周辺37の岩礁を含めた総面積約0.21km²・・・東京ドーム約4.5個分です。)

【編集後記】
今日の益田市は午前中の雨から、お昼ごろには日本海側は綺麗に晴れ、青空が広がりました。
降り続いた雨で、空気が洗われたせいでしょうか?「高島」がとてもくっきりと見えたので撮影しておきました。

・矢富 熊一郎先生の著書「謎の高島」については、折をみてご紹介いたします。

MAP:高島(島根県 益田市)