益田市の歴史・風景体験レビュー

益田市(島根県の西部)の資史料をもとに益田市の歴史・風景の魅力と課題をフィールドワークで体験レビュー。
 

鑪崎

益田市の比礼振山(権現山)より「鑪崎(たたらざき)」の風景

ここ、しばらく、益田十景である「益田市の比礼振山(権現山)より」の風景画像の投稿を続けています。」

山口県萩市の見島の撮影となると、最高倍率に近い撮影がゆえ、ちょっとした手ブレ…シャッターを押すだけでも、画像が乱れるのでなかなか苦労します。

今回は、「益田市の比礼振山(権現山)より」益田市と山口県萩市の境にあたる「鑪崎(たたらざき)」の風景です。益田市の海岸線、比礼振山(権現山)からみれば西の端にあたる場所です。

まずは普通に撮影してみました。

益田市の比礼振山(権現山)より「鑪崎」の風景p


私が好きな色あいで写ったので、少しばかり編集してみました♪

益田市の比礼振山(権現山)より「鑪崎」の風景 kaiia2

益田市と山口県萩市の境の「鑪崎(たたらざき)」、その奥に見えるのは山口県萩市須佐町の高山の沖にある小島…山島、地ノ島、沖ノ島…とかよばれる岩の島郡です。(「鑪崎(たたらざき)」に、すごく隣接しているように見えますが、直線距離で7㎞は離れているんですよ)

結構、いい感じの「青系」で、とてもいい感じです。

ピントがズレて撮影した方が、より絵画的でいいですねいw↓

益田市の比礼振山(権現山)より「鑪崎」の風景 kaiis4


(実は、今回、三脚を使用し、セルフタイマー(2秒)も駆使して撮影したのですが…風による揺れだけでも、最高倍率近くではブレるんですね。画像が(汗))

波頭の白を強調できれば…私が尊敬するあの画伯風になるような…
残念ながら、そこまでの技術はありません…


【撮影日は2015年2月1日 デジカメはCOOLPIXP600 です】

このサイトで益田市の「鑪崎(たたらざき)」に関する記事はコチラ!!
タグ:益田市の「鑪崎(たたらざき)」

冬の日本海晴れの風景(益田市三里ヶ浜より)

益田市の日本海、冬の風景。久しぶりに晴れたのは2014年12月9日(火)。
山陰地方の益田市では珍しく晴れて明るい「冬の日本海晴れ」の風景です。
冬の益田十景…三里ヶ浜です。

冬の日本海 晴れ 益田市

日本海の波は少々荒れ気味。風はとても冷たかったのですが、そんな冷たさを一瞬、忘れさせる、青の世界でした。画像中央右、海に突き出た部分は鑪崎…「神代の肌hornfels」で有名です。
冬の日本海晴れ 益田市の風景

画像中央左の黒くとんがって見える岩は、益田市の三里ヶ浜名物岩!?「観音岩」です。その先をズームアップしてみたら!「見えました!!」…先日、再び全国的に話題になった…益田市小浜町の「宮ヶ島」と「恵比須神社(衣毘須神社)」です。
※参照⇒益田市小浜町の「宮ヶ島」と「恵比須神社(衣毘須神社)」
冬の日本海 益田市宮ヶ島の望遠風景

この日以来、益田市は雲が厚く、山陰地方独特の暗い日々の連続です。
明日からは、積雪もあるということで、寒く暗い週末となりそうですね。

益田市の鑪崎「神代の肌」と須佐町のホルンフェルスの風景比較

鑪崎…神代の肌ホルンフェルス(hornfels)


以前、このサイトで益田市の飯浦町の鑪崎の岩肌について、「鑪崎「神代の肌hornfels」 」というタイトルで投稿をしたことがあります。


益田市の鑪崎は陸路で探索できるルートがわからないので未だ現地にて探索調査をすることができていません。…その分、鑪崎には(私にとって)未知なる場所としての魅力があります♪

益田市の飯浦町の鑪崎のホルンフェルスを確認したのも、たまたま午前中に人形峠を訪れ、鑪崎の岩肌が日に明るく照らされた刹那「おやっ?」と思ったのがきっかけ。デジカメの望遠機能、最高倍率で鑪崎の岩肌を撮影したあと自宅のPCのモニターで確認できたのです。
その画像がコチラです↓

益田市飯浦町の鑪崎の岩肌hornfels

参照⇒鑪崎「神代の肌hornfels」 (人形峠からの日本海(益田市 飯浦町))
この岩肌のデザイン、山口県萩市須佐町のホルンフェルス(hornfels)と似た岩肌ですよね!
(ただ注意してほしいのは…山口県萩市須佐町のホルンフェルス(hornfels)として有名な縞模様の断崖は、正確には広義でのホルンフェルス。厳密なホルンフェルスの定義としては異なるものです。が、まぁ、萩市が修正しない限りは、益田市のこれもホルンフェルス(hornfels)と呼ばせていただいちゃっていいんじゃないでしょうか!?)

最高倍率での鑪崎の岩肌ホルンフェルス(hornfels)
益田市の鑪崎の岩肌hornfels最高倍率

山口県萩市須佐町のホルンフェルス(hornfels)の岩肌


「須佐町のホルンフェルス(hornfels)という岩肌をワシは知らん!!」
あっ、そうですか♪
そんな人のためにこの夏撮影した老舗(?)須佐町のホルンフェルス(hornfels)…厳密な定義のうえでのホルンフェルス(hornfels)ではないようですが・・・画像を今回掲載します。益田市の飯浦町の鑪崎のホルンフェルスと比較してみてください。
萩市須佐町のホルンフェルス(hornfels) 

たまたま観光客が映り込んでいた画像もあったので…
萩市須佐町のホルンフェルス(hornfels) 人

人の姿と比較すれば、山口県萩市の須佐のホルンフェルス(hornfels)のスケールがわかるのではないでしょうか?

ホルンフェルス…益田市の鑪崎と萩市の須佐町を比較して


益田市の鑪崎のホルンフェルス(hornfels)と須佐のそれを比較してみたところ、さすが、老舗というべきでしょうか?須佐のホルンフェルスの岩肌の方がはっきりしていますネ。
バーコードリーダーで読んでみたら…もしかして神々のメッセージがあるかも!?

MAP・場所:ホルンフェルス(hornfels)(山口県萩市須佐町)



益田市から見島が見えることもある(人形峠 駕篭立てより)

益田市からの望遠の風景


益田市からどこまで遠くが見えるのか?についての検証シリーズ。
天気が良くて視界(見通し)が良ければという前提条件で、益田市内から遠くの風景を楽しんでいます。今回はその3回目。

益田市から「見島」が見えたぁ♪


益田市から「見島」が見えた…その撮影場所は(前回同様)益田市の人形峠(正確には「駕篭立て」と呼ばれる場所)です。

鑪崎のくびれ 見島

※撮影日:2014年9月13日午前11時ごろ

「見島」は、これまで、萩に向かう海岸線の道から、あるいは萩市須佐町の高山の山頂から確認(見えた)事はありました。ちなみに「見島」が確認できた益田市に最も近い場所は、島根県と山口県の県境付近の「やすらぎの森宇生」の林道からでした。ですので「(当然)益田市からも見島が見えるはず…」と思って、かれこれ5年になりますが、これまで益田市内からは一度も「見島」が見えたことがありませんでした。

人形峠「駕篭立て」から、どの方向に「見島」は見えるのか!?


「いったい人形峠(駕篭立て)から、どの方向に「見島」は見えるのか!?」と思う方もいるでしょう。なんと!!それは「鑪崎(たたらざき)」の「くびれ」…窪んでいるところなんです。その「くびれ」の先に「見島」の姿(一部)が見れたのです。(それにしても、すごく特殊な場所(位置関係)です。

益田市 鑪崎


※視力が低い私にとって、今回の見島の確認はまさに偶然、奇跡体験でした。
「くびれって、どこ?」…ハイハイ〇赤丸と説明つけました↓

鑪崎のくびれ 


※益田市から「見島」が見えるのか?…信頼できる情報筋によると、「益田市の益田地区広域クリーンセンター付近から見えたョ」ということを聞きました。益田地区広域クリーンセンターはかなり高い位置にありますので、今回のような「見島の一部ではなく、もっと大きく見える。」とのことでした。

MAP・場所:鑪崎と人形峠の位置関係



MAP・場所:見島(山口県萩市)



山口県の沖の見島は萩市沖北北西約45km、面積は7.73k㎡の島です。かつては益田氏の領地であったということを聞いたことがあります。私にとって、一度は行ってみたい所の一つ「見島」 。「見島」から中国地方・中国山脈(見れるというので)の画像投稿してみたいものです♪
編集後記

あくまで個人的な驚きと感動でお届けした「益田市からあんな遠い所が見えるんだ…♪」という望遠風景シリーズ。今回はその3回目で…とりあえず最終回。皆さんはいかがでしたでしょうか?

これまで2か所の望遠風景シリーズはコチラ↓
⇒益田市の人形峠から比礼振山を見るとあの山(臥龍山)が見える時もある
⇒益田市からの浜田市の風車の風景(益田市 喜阿弥町より)

※参照⇒鑪崎「神代の肌hornfels」 (人形峠からの日本海)

鑪崎「神代の肌hornfels」 (人形峠からの日本海(益田市 飯浦町))

益田十景の一つ「人形峠からの日本海」に関連した話題。
今回、ここからの風景、「鑪崎(たたらざき)」で新たに地質学的発見をしたので投稿しました。

その名は「鑪崎(たたらざき)」


その場所とは「鑪崎(たたらざき)(益田市 飯浦町)」です。

地元の案内看板には
「鑪崎-神代の肌を残す景勝の岬‐」
持石海岸から西前方に見える恐竜の尾鰭(おびれ)に似た奇岩、洞窟で形成されている岬で、島根
県の最西端になる。近くには製鉄との関わりを彷彿させる鑪遺跡がある。
とあります。(白須鑪遺跡と呼ばれているらしい)

鑪崎(たたらざき)益田市飯浦町


この「鑪崎」、現地に陸路で行く方法がいまだわからず、いつも遠く「人形峠」からの観察(鑑賞)です。

今回のタイトル:鑪崎の「神代の肌」…新たな地質学的な発見とは!?


先日、別な目的で鑪崎周辺をズームアップして撮影していたら、偶然カメラの液晶モニターに映り込んできた風景がありました。と同時に案内板にて「鑪崎」が「神代の肌」と呼ばれる理由がわかりました。
鑪崎(たたらざき)指定 益田市飯浦町
赤い〇で囲んだ部分…縞々の独特の岩肌模様…これって、萩市須佐町の広義のホルンフェルス(hornfels)と同様のものですよネ!!…ナルホド♪神代の肌」…自然が作ったバーコード(いったいどんな情報が込められているのでせうか♪)

ホルンフェルス(hornfels)は変成岩の一種。熱による変成(接触変成作用)によって生じる接触変成岩。(ウィキペデイアより)

ズームアップして撮影した画像がコチラ↓
鑪崎(たたらざき)ホルンフェルス益田市飯浦町

やはり萩市須佐町の広義のホルンフェルス(hornfels)…独特の縞々模様…天然のバーコードですw

おまけ画像…最高倍率で撮影したものも掲載しておきます↓ 



鑪崎(たたらざき)ホルンフェルス最高倍率 益田市飯浦町 


鑪崎の「神代の(岩)肌」hornfels


広義のホルンフェルスは益田市のお隣、山口県萩市の「須佐のホルンフェルス」が(「日本の地質百選」でもあり)全国的にも有名です。しかし!ここ益田市の鑪崎にも「神代の肌」とたとえられ広義のホルンフェルス(hornfels)断崖が存在していたのです♪

Tips…鑪崎の「神代の肌 hornfels」を観察するには(条件)

これまで何十回も当地、益田十景の一つ「人形峠からの日本海」を、(いろいろな角度で)眺めているのに、今回になって初めて「鑪崎-神代の肌‐広義ホルンフェルス(hornfels)断崖」の発見となったのには理由がありました。

人形峠から鑪崎を観察する「時間帯と天候」です。ズバリ、晴れた日の午前中がおススメです。この日はわけあって、午前中、10時頃にこの地(人形峠)に訪れました。日差しが強く、くっきりと「鑪崎」の岩肌を照らし出してくれていました。ちなみに午後、夕方では、太陽が「鑪崎」の後方となるので、全体が黒っぽくなり、ホルンフェルス(hornfels)の縞々模様がわかりずらいのです。

というわけで、鑪崎の「神代の肌」広義のホルンフェルス(hornfels)の縞々模様を観察するには、晴れた日の午前中に人形峠におこしくださいませw


実は、鑪崎は島根県の指定文化財【名勝及び天然記念物】


実は鑪崎は島根県の指定文化財なのです。昭和33年8月1日に「鑪崎及び松島磁石」として島根県の指定文化財【名勝及び天然記念物】に指定されたいます。(案内板に書いときゃいいのにw)

MAP・場所(航空写真):「鑪崎(たたらざき)」



※益田十景「人形峠からの日本海」については以下の投稿をご参照くださいまし。
>>「人形峠からの日本海」益田十景 Ver.2014年5月1日