益田市の歴史・風景体験レビュー

益田市(島根県の西部)の資史料をもとに益田市の歴史・風景の魅力と課題をフィールドワークで体験レビュー。
 

萩石見空港

益田市の「風の丘広場」のハクモクレン(白木蓮)の風景に学ぶ

益田市の萩石見空港に隣接する「風の丘広場」の今年3月後半の風景。

益田市も、3月になって、やっと暖かくなってきたせいか(今朝は寒かったけど)、

ここ「風の丘広場」には、平日でコンスタントに10数人の訪問者が見られるようになりました。
(ウォーキングをする方々と、子ども連れで遊戯施設で遊ぶ方々が多いようですね。)


さて、今回のテーマは、久々の「自然ジャンル」……「植物」系です。


益田市の「風の丘広場」3月の「植物」……「花」といえば、コレ!

風の丘広場の白木蓮 益田市の風景

ハクモクレン(白木蓮)ですよネ!?(撮影日時は2015年3月23日15:00頃)

風の丘広場 モクレン2アップ


(モクレンには「木蓮」と「木蘭」という表記があるようですが、ハクモクレンに関して言えば「蓮(ハス)」だよなぁ~と感じています。)

益田市の「風の丘広場」のハクモクレン(白木蓮)


「風の丘広場」のハクモクレン(白木蓮)……

「はぁ?ハクモクレン(白木蓮)?そがーに有名かいのう?」

いえ(汗)、『風の丘広場』の「ハクモクレン(白木蓮)」中低木が3~4本程、

ただ、この時期、このだだっ広い益田市の『風の丘広場』には、他に目立つ花が咲いているわけでもなく、とても存在感があるわけです。


この日の益田市は、珍しく綺麗な青空。
(益田市の大気中のPM2.5の値も概ね10前後…ただし、17時に突如「53」の異常値が出てましたが…)。


青空に「ハクモクレン(白木蓮)」の白が映えますね♪

風の丘広場のモクレン 益田市


とても綺麗です。そして、これだけの花々があると、周囲には心地よい「ハクモクレン(白木蓮)」の香りがただようわけで、とても気分が良かったです。


では!また次回をお楽しみに♪

って、

わけには(このサイトのポリシーとして)いかないので(へへッ!!)

ここまで、読んでいただいた方へのお礼として、「ハクモクレン(白木蓮)」の花言葉でも…

と思ってネットで探していたら、偶然!? ハクモクレン(白木蓮)に関して面白い事を知りました。

モクレン(木蓮)は別名「磁石の木」!?


モクレン(木蓮)が「磁石の木」ともよばれていることをご存知ですか?
(私は知りませんでしたw)

まずは、この画像を見てください。

風の丘広場 白木蓮 磁石の木


なんだか、このハクモクレン(白木蓮)の花々、同じ方向になびいている・・・反っている感じ、しませんか?

私、初めてここのハクモクレン(白木蓮)を見た時点で気づいていたのですが、この現象は、ここ「風の丘広場」で「強い南風が吹き続けたせいだろう…」と思っていました。

ところが!! ハクモクレン(白木蓮)の花言葉を探す中で、いくつものサイトで、「磁石の木」という言葉があるのです。

その理由は、

日当りのよい場所に育っている、ハクモクレン(白木蓮)の「蕾」は北側を差している(北側に反っている)からというものでした。


なぜ、モクレン(木蓮)の「蕾」は北側に反るのか!?


いろいろなサイトを参考にしながら私なりにまとめてみました。

日当りのよい場所に育っている、ハクモクレン(白木蓮)は、蕾のときに太陽の光があたる南側と、太陽の光が当たりにくい北側で、温度差があり、南側の花弁と北側の花弁との間に成長の差がでます。

その結果、蕾は北側に反る形になります(バイメタルの理屈に似ています)。

とりわけ、ハクモクレン(白木蓮)の蕾は(鋭い)先端部を持つので、北側を指し示すように見えるわけです…よって「磁石の木」とよばれる・・・ということでした。

実際の画像を見てください。画像内に3つ蕾があります。その先端です。

風の丘広場のモクレン蕾の先

※全部同じ方向を指していますよネ♪
(撮影時は「磁石の木」なんて全く知らなかったので…蕾がある箇所を探し出して、拡大した画像となりました。)

磁石の木とよばれる花(花弁)の条件を考察してみると…

(そもそも)花が大きい
・蕾の時点での花弁の構造(巻きがほとんどない。カパッと咲くタイプ)


この2つの要素が「北を指す」構造をつくりだしていると考えられます。

紫木蓮も「磁石の木」なのか?



最後になりますが、ムラサキモクレン(紫木蘭)の場合はどうなのか?ということも現地で調べてみました。

益田市の「風の丘広場」にはムラサキモクレン(紫木蘭)は2本あります。

今回これまでの画像の撮影日は2015年3月23日は、まだムラサキモクレン(紫木蘭)では小さな蕾で、蕾の先端には「反り」はありませんでした。

というわけでw

本日(3月26日)あらためて、益田市の「風の丘広場」まで、ムラサキモクレン(紫木蘭)の蕾をみに行きました。

ムラサキモクレン(紫木蘭)の蕾の様子をみてみましょう♪


風の丘広場 紫木蘭 磁石の木



おお、3日前と比べて全体的に蕾は大きく、プックリしています。そして各蕾の先端は、予想通り「北向き」に反っています。ムラサキモクレン(紫木蘭)とハクモクレン(白木蓮)は花の構造は若干、異なるそうですが、

(そもそも)花が大きい
・蕾の時点での花弁の構造(巻きがほとんどない。カパッと咲くタイプ) 
 
という面では、ほぼ同じ(構造)なので、両方、磁石の木、蕾の先端は北の方を指すことがわかりました!!

益田市の「風の丘公園」…地図に無い公園を発見

益田市にはYahooやgoogleの地図に載っていない「公園」があることをご存知ですか?

「そりゃ開発行為にともなう、ちっこい公園のことじゃろうや?」と思う人もいるでしょうが、

いえいえ、そんな小さい公園の話をしているのではありません。
実は、「益田十景」にも取り上げられている、「公園」…「風の丘公園」の事なんです。

先日、偶然、こんな看板?を見つけたのです。
風の丘公園と石見空港

心に刻む益田十景 「風の丘公園と石見空港」とあります。
場所は、益田市の高津方面からの「萩・石見空港」への接続道路(たぶん県道)坂道の中腹です。

 私は、益田十景の 「風の丘公園と石見空港」というタイトルについて、以前、石見空港はよしとして(萩・石見空港は石見空港の愛称だから)「風の丘公園」でななく「風の丘広場」であると正した記事を投稿したことがあります。

 ですが、本当に「風の丘公園」は存在したのです。 でも、Yahooやgoogleの地図に載っていない「公園」であることも確かです。

「風の丘公園」…いったい、いつごろ出来たのでしょうか?

現地でフィールドワークしてみたらこんな看板を見つけました。

萩・石見空港 風の丘公園 創立周年記念植樹

「萩・石見空港 風の丘公園 創立20周年記念植樹 贈益田西ロータリークラブ 平成8年1月」と、

平成8年は西暦で1996年ということなのでその20年前となると1976年。

益田市の「石見空港(愛称:萩・石見空港)」の開港が1993年(平成5年)ですから、この「風の丘公園」がつくられたのは、それより17年も前の事になります。

石見空港の歴史を調べてみると…

石見空港は(略)交通の利便性で著しく劣る島根県西部の高速交通網整備を目的として、島根県が1973年(昭和48年)に石見地方に空港を設置する構想を策定、1987年(昭和62年)の設置許可を経て1993年(平成5年)に出雲空港、隠岐空港に続く島根県下3番目の空港として開港した。

ウィキペディア:石見空港より

とありました。「島根県が1973年(昭和48年)に石見地方に空港を設置する構想を策定」とあるので、1976年は、石見空港の建設推進のための象徴?…イベント的につくられたのかもしれませんネ。

今回もまた、「益田十景」について再編集しなければなりません…

というか、益田市の歴史記述…とくに観光目的のそれはかなり「ゆらぎ」が多いようで混乱します。

言いわけですが…益田十景の絵葉書集では「風の丘公園と石見空港」というタイトルで、「澄川 喜一 先生のTO THE SKY」が描かれていましたんです。…「TO THE SKY」がある場所は「風の丘広場」としてYahooやgoogleの地図に載っています。

益田十景 絵葉書 石見空港風の丘公園

上の絵葉書の場所は「風の丘広場」ですよネ!!

そもそも、「益田十景」という言葉が益田市では「死語」なのかもしれません。

益田市内の絵葉書や観光パンフは稚拙なものが無いことを願います。

益田市の「風の丘公園」場所地図

益田十景「比礼振山から」益田市の今を俯瞰してみた

益田市の佐毘売山神社を参拝後、いざ比礼振山(権現山)山頂へ!!

今回は佐毘売山神社を参拝時点で、「見島」の姿を確認できたこともあり、

「比礼振山(権現山)標高359mでは一体どんな風に「見島」が見えるやら…」

とても、ワクワクではあったのですが…

その前に!実は、比礼振山(権現山)山頂からの風景は益田市で選ばれた風景

益田十景の一つであることに言及せねばなりませんw

>>益田十景

◆益田十景「比礼振山から」



益田十景「比礼振山から」2015年2月1日益田市

益田市の比礼振山(権現山)は標高359m…東京タワーのてっぺん(333m)より26m高い場所です。
しかも山頂までは車で行けますから、とても楽に東京タワーより26m高い場所に行けるわけです。
(と考えれば、益田市の比礼振山(権現山)の価値がわかりますよネ!?)

本当は、いちはやく益田市の比礼振山(権現山)の山頂から見えた「見島」の画像を掲載したいのですが
…まずは益田十景「比礼振山から」の益田市の今の風景をお届けしましょう(あえて)

まずは、清流日本一の高津川の河口付近

益田十景「比礼振山から」2015年2月1日益田市高津川河口



ナルホド!この河口の(治水)構造では三里ヶ浜の砂浜は削られるはずですネ!

次に、益田市役所とか市民学習センター(旧 石西県民文化会館)付近

益田十景「比礼振山から」2015年2月1日益田市役所付近


益田市役所は今、耐震補強工事と称する一大リフォームを行っています。
実際、内部は、かなりクールにリフォームされています。
(ただ、肝心の入口のステップには大きな問題がありますが)


そして、見えました!推奨土木遺産「高角橋」

益田十景「比礼振山から」益田市 土木学会推奨遺産 高角橋


おおっ!五連のアーチがいいバランスで見えます。


あとは、萩石見空港の旧管制塔(現在は無人)

益田十景「比礼振山から」2015年2月1日萩石見空港無人管制塔


そして、今、益田市で一番賑やかで楽しい「ゆめタウン」

益田十景「比礼振山から」2015年2月1日益田市ゆめタウン


さらに、ゆめタウンのそばで、文句ひとつ言わずに、回転している…コレw

益田十景「比礼振山から」2015年2月1日益田市の孤独な風車


益田市のクルーンこと孤独な巨大風車。

…シムシティみたいwでしたが、ひととおり、われら益田市の益田十景「比礼振山から」の風景をご紹介しました。


次は、(ほぼ本題の)益田市の益田十景「比礼振山から」見えた「見島(山口県萩市)」についてです。

PM2.5の数値7μg/m3での益田市の風景(比較)萩石見空港より

PM2.5の数値の上昇は最近再びTV等のメディアで多く取り上げられるようになってきました。
2014年2月25日にはPM2.5の最大値は益田市でも102μg/m3を記録。
3桁超えの状況では、普通の暮らしの中に、強烈な恐怖感がありました。

今日、2014年3月3日の益田市は久しぶりの快晴。
空気も澄んで、遠くの景色もスッキリと見えています。
PM2.5の値を調べてみると「7μg/m3」です。

そこで、前回PM2.5の値が90μg/m3となった時点での撮影場所に(比較画像を撮るために)再び行ってきました。
>>PM2.5益田市の観測史上最高値102μg/m3の日の風景

場所は萩石見空港に隣接した広大な公園、「風の丘広場」です。
早速ですが本日の午前11時ごろ、益田市PM2.5の値「7μg/m3の時の風景です。
5 7M

「風の丘広場」からの本来の益田市の山並みの風景が、はっきり確認でしました。
スッキリしますよね。そして、なぜか、妙に安心しました。

以下、2014年2月25日(15:00頃撮影の)PM2.5の値が「90μg/m3の時の風景です。比較してみてください。
5が90の時 益田市萩石見空港

【追記】
一応、データとしてこの日(2014年3月3日)の益田市でのPM2.5の数値推移データを記載しておきます。
青丸の部分が最初の画像…晴々とした益田市の山々の風景撮影時です。PM2.5の数値「7μg/m3」です。

5値 益田市