益田市の鎌手地区にある益田十景の一つ「唐音水仙公園」2015年2月8日に来てみたら、肝心の「日本水仙」の見ごろの風景はピークを過ぎていました(残念…じゃが、それはそれとして…)
実は「唐音水仙公園」で、別な「白い花」を観賞できました♪
「白い花」というのは「波の花」のことです。
「唐音水仙公園」の駐車場からコンクリート舗装(?)の遊歩道を下っていくと、目の前を、綿のような「白い塊」が高速で横切って飛んでいくではありませんんか!?
「おお!これは『波の花』?」(残念ながら撮影は間に合いませんでした…この日はとにかく日本海からの北風は強力でございました。しかも益田市の海岸での気温は3℃…スイマセン言い訳です)
『波の花』の発生源を探してみたところ、どうやらコチラのようです↓
「唐音水仙公園」の駐車場から遊歩道を下ると、唐音海岸の東側には、楔(くさび)型の入江があります↓この入江の奥の波打ち際に『波の花』が発生していたんです♪
益田市で『波の花』を見たのは、今回が2度目。
最初は益田市の小浜町の「宮ヶ島」の恵比須神社(衣毘須神社)の浜辺でした。
※ご参照⇒プチ「波の花」宮ヶ島の浜辺での不思議な現象(益田市の風景)
小浜海岸の『波の花』は「プチ」レベルでしたが…
ここ、益田市の「唐音水仙公園」の『波の花』は、本格的というか、かなり「濃い」ものです。
もう少し近づいてみましょう。
波打ち際に白い泡というかムース状のものができています。これが『波の花』…ここに日本海からの強風が吹きつけると…この白いムース状のものの一部ちぎれて、空中に白い塊(小さいもので小豆くらい、大きいものではタバコの箱ぐらい)が飛び立っていくのです。
「波の花」とは
「『波の花』ってそもそも何なん?」と思われた人もいるでしょう。石川県観光情報ホームページ「ほっと石川旅ねっと」にわかりやすい説明がありましたので引用しておきます。(石川県の「波の花」は、今回の益田市の「唐音水仙公園」と比べると、段違いのスケールですよ)
◆波の花は、海中に漂う植物性プランクトンの粘液が冬の荒波にもまれて、せっけん状の白い泡を作ったものと言われています(海が汚染されていると泡が作られにくいとされています)。◆最初は美しい白色ですが、時間が経つにつれて黄色になります。
◆服などに付くと黄色い染みになり取れなくなるので、観光する際にはあまり近寄らないなどの注意が必要です。
⇒石川県観光情報ホームページ「ほっと石川旅ねっと」より
「波の花」考
(随分前の事ですが)「波の花」という現象(言葉…記号)を知るまでは、益田市の海も「随分汚のうなったもんじゃのう……」という思いで眺めていました。
ですが、「波の花」といいう現象(言葉…記号)の発生原因を知り…それが、自然界の現象であると理解できると、(無知な時点で感じていた)「汚らしい」思いは一変、「花」と同等に見えました。
そして、「波の花」は
「海が汚染されていると泡が作られにくいとされています。」
という「説」を聞けば、「やっぱ、我ら益田市の日本海はまだまだ綺麗なんだ!!」という考えになり、
唐音水仙公園の海に神聖さを感じました…