益田市の歴史・風景体験レビュー

益田市(島根県の西部)の資史料をもとに益田市の歴史・風景の魅力と課題をフィールドワークで体験レビュー。
 

益田十景

益田市の飯浦沖の「三生島」を空から見ると

三生島(サンショウジマ)はどんな形なのか?


益田市の飯浦沖の「三生島」。この島の特徴はなんといってその形、「▲三角形」ですね。飯浦港や人形峠から、そして少し離れて持石海岸からみても「三角形」はっきり確認できます。「三生島」のことを「おむすび島」と呼んでいる人もいるようです。

益田市の「三生島」をいろいろな場所から撮影してみた


実際に、「三生島」を三か所から撮影した画像です。

まずは、益田市「飯浦港」の防波堤より。

三生島 飯浦港より

次に「人形峠」から
三生島 人形峠より

最後に「持石海岸」から
三生島 持石海岸より

「三生島」は実際はどのような形をしているのでしょうか?


一体、益田市の「三生島」はどのような形状をしているのでしょうか?
「そりゃ、三角形じゃろう!。あんた今、言ったじゃないか?」

ハイ確かに。…でも、それはこの島を横から見たとき…しかも陸地からです。
この「三生島」の3Dの形状…つまり立体的な形状が気になりました。


「三生島」の3Dの形状を確認するなら


「三生島」の3Dの形状を確認するなら…
「そりゃ、地元の漁師さんに頼んで、船で見るのが確実!!」
ですよね~…でも私には、そんな「財力」はありません。ハイッ!!
というわけで、「三生島」の航空写真で検証してみましょう♪

航空画像:三生島



おおっ!!三角錐です!!
四角錐なら「海上ピラミッド」的に表現しようと思いましたが…三角錐のほうがナチュラルのような気がします。(かなり、どうでもいい話にここまでお付き合いいただき感謝いたします♪)

人形峠「駕篭立て」で奇怪体験…それは人形鼻(益田市 )

益田市「人形峠」の「駕篭立て」で奇怪?体験

益田市の人形峠「駕篭立て」。人形峠「駕篭立て」からの風景は、このサイトでも何度か投稿しています。
実は、この人形峠「駕篭立て」で私は以前、かなり不思議…というか奇怪(きっかい)な体験をしています。今回はそのことについてのお話しです。

人形峠「駕篭立て」に無人の車が…

それは、人形峠「駕篭立て」。ある夏の日の日曜日の午前中。
自宅。目覚めると窓の外は、澄んだ空気・青空の日でした。「おおっ、今日みたいな日には人形峠『駕篭立て』からは益田市沖の日本海での綺麗な風景が撮れる!!」と確信。人形峠「駕篭立て」に撮影を発起し出発しました。

20分後、人形峠「駕篭立て」に到着。見れば、珍しく、先客。自家用車2台。
「ああ、益田市の方が、「駕篭立て」からの風景を楽しんでいるのだろうなぁ…」

…私と同趣向・同類の人がいる。ふふふっ♪

「これは人形峠「駕篭立て」からの風景について薀蓄談義でも交わせそう♪」と胸をふくらませつつ、2台の車に近寄ったところ…
なんと、2台の車とも無人…周りにも人の気配は全く無し。
「なんでじゃ!?」…私はとても恐ろしい気分になりました。

だって、こんな場所で、無人の車2台…どう考えても変ではありませんか!?↓

DSCN4690

まさか!?と思い…人形峠の絶壁の下を覗いてみました。…幸い、それらしき痕跡はありませんでした。一応、安心はしましたが、この奇怪な状況。私はすぐさま撮影をとりやめ、その場を立ち去りました。

手がかりは「がまかつ」…現場は「人形鼻」!!

その後、この日の私の恐怖体験について、何人かの益田市民に伝えたところ、誰も相手にしてくれません。

ですが、つい先日、今年の9月になって、とある人から今回の真相の一部始終を知ることができました。

なんと!!「車の主(ぬし)は釣り人じゃ!!」という証言

「その車の主は釣り人じゃ、奴らは、人形鼻までおりて釣りをしとるんじゃ」
「人形鼻?…マジですか?「駕篭立て」からは、だいぶ急斜面を下らないと…?」
「人形鼻まで、おりることは…ワシら釣り好きには大した事ではないけぇのう…」


…「エッ!?『ワシら『釣り人』には(人形鼻まで下りることは)大した事ではない』って…ということは、「あんた」、あそこ(人形峠)から人形鼻まで釣りのために、こんな急斜面↓をおりたことがあるかい!?しかも釣り道具担ついで…」

DSCN4845

これぞ人形峠、無人の自家用車の真相。人形鼻…魚(うお)への「先払いの「任侠」の姿勢…といふべきか
…」わが益田の釣りキチ様には…(謹んで)参った、本当に参ったのう。

編集後記…釣り人のガッツに感動!!

私は当初はびっくりし、強い恐怖心が芽生えました。
ただ、後で思い出してみると…無人
の車の1台に「がまかつ」のステッカーが貼ってあった事を思い出し…一人「苦笑い」しましたとさ♪

最後に人形鼻の釣りポイント


人形峠「駕篭立て」から決死の思いで下りてきて…なおさら、こんな場所で釣りをする!!…これが当たり前だそうです…「がまかつ」のステッカーを車に貼ってる人たち凄い!!
DSCN4844

MAP・場所(航空画像):人形鼻


益田七尾山 住吉神社の随身門と拝殿(益田市七尾町)

益田十景:七尾城、住吉神社と自然散策道

益田市七尾町の住吉神社は「益田十景」の一つ。
住吉神社、七尾城(跡)と麓の七尾公園を含めた「七尾城、住吉神社と自然散策道」で体験できる景色・風景のセットで「益田十景」に取り入れられているようです。

益田 七尾山 住吉神社の随身門から拝殿へ

今回、企画した※特集:住吉神社…その1回目は住吉神社の「随身門」と「拝殿」、その周辺の風景です。

随身門

まずは、参道石段のゴールにあたる住吉神社の「随身門」です。

益田市 住吉神社の随身門

随身門…鮮やかな紅朱色が素敵です♪ 構造的には高床式なんですネ。

拝殿

住吉神社の拝殿。
益田市 住吉神社の拝殿

住吉神社への参拝は、なんと5年ぶり。これまで十数回は参拝しているのですが、今回の参拝では「住吉神社の「拝殿」って、とても大きい」と感じました。(これは5年という年月の中で、益田市内で大小、有名無名、様々な神社を拝見させていただいた経験値の蓄積によるものでしょう。)


拝殿から奥、かなり上方に住吉神社「本殿」の一部が拝見できます。

益田市 住吉神社の拝殿屋根の奥の本殿(一部)

益田市の住吉神社の由緒…益田七尾山住吉神社 御神徳記

益田七尾山 住吉神社 御神徳記と記載された看板がありました。
益田七尾山住吉神社神徳記

御祭神:底筒男命、中筒男命、表筒男命、息長足姫命(神功皇后)
益田七尾山住吉神社 御神徳記に関する詳しい内容については、あらためて投稿したいと思います。

絶景♪…住吉神社から益田市市街地の風景

膝の痛みをこらえ、頑張って、石段を上ってきたご褒美でしょうか?
益田市の市街地、そして日本海までの風景を眺めることができます♪
手水舎の枠内から撮影
益田市 住吉神社の手水舎からの市街地の風景

拝殿前のベンチから
益田市 住吉神社の拝殿前からの市街地の風景

MAP・場所:益田七尾山住吉神社(益田市七尾町4-71)


編集後記:5年ぶりの益田市の住吉神社で感じたこと
私は、益田市七尾町の住吉神社には、これまで10回以上、参拝しています。最近では約5年前の1月だったと思います。ここ数年、膝の調子が悪いせいか…「住吉神社の石段って、こんなに長く険しかったかのう?」と思うくらいキツかったです(汗)。益田市内の神社の参道石段の高低差に限って言えば、住吉神社は一番かもしれません。ただ、石段の中央部に「手すり」を施してくれているので、(石段を上るときも下るときも)利き手を使うことができ、本当にありがたかったです。

撮影日:2014年9月26日…この日の益田市は「晴れ」。今回は「住吉神社」について、諸所にて素直な感情が入った画像を撮ることができました。今後、折をみて投稿していきたいと思います。

『益田十景』については、
※ご参照⇒『益田十景』とは。益田市の「来て観ませんか」10の場所

益田七尾山 住吉神社「本殿」を拝観(益田市七尾町)

前回は、益田市七尾町の住吉神社の「随身門」と「拝殿」をご案内しました。
※ご参照⇒益田七尾山 住吉神社の随身門と拝殿
今回は住吉神社の「本殿」をご案内いたします。

住吉神社の「本殿」:三間社流造 一間(唐風)向拝付き


「益田七尾山 住吉神社」の「本殿」は、拝殿の前を進み、朱色の連鳥居が施された石段を上がることで間近で拝見できます。
益田七尾山 住吉神社 本殿

全体的にとても雄大かつ精緻な造りの本殿です。(三間社流造ですが、前面に2本の柱で支える形で一間唐風屋根の向拝(階隠し)が伸びているのが印象的です。)

本殿の造り…匠の技の結集!! 出組(一手先)斗栱。大瓶柄さらに、蟇股、懸魚…


益田七尾山 住吉神社 本殿の構造的魅力
出組(一手先)斗栱(ときょう)で軒出しが深い…雄大さのための構造!!大瓶柄(たいへいづか)…なんと両側と手前3か所に、掛け獏木鼻が施されています!! 蟇股(かえるまた)の内部に精緻な彫刻。懸魚(げぎょ)…と、あげればきりがないです。
素晴らしい!!精緻で美しい匠の技の結集ですネ…ありがとうございます♪

ふと疑問?…「花菱の紋」

ふと疑問に思ったのが…本殿の屋根に見た「花菱」の紋
益田七尾山 住吉神社 花菱の紋

益田氏の神社なら「のぼり藤に久」か「丸に九枚笹」の「紋」であるはず… 例えば、益田市の式内社 櫛代賀姫神社の屋根には「のぼり藤に久」
 ※ご参照⇒石見 式内社 櫛代賀姫神社 を拝観 その2(益田市 久城町)
う~ん…何故なんだろう「花菱」の紋って何家なんだろう…?

現在の住吉神社の本殿と拝殿について

益田七尾山 住吉神社 御神徳記によると、
現在の御本殿 拝殿 参道は昭和49年 天皇 皇后両陛下金婚の御儀を記念し氏子崇敬者の尊いご協力御浄財により三ヶ年の歳月を要しご改築申し上げたものであります。
と記載されていました。
住吉神社 改築の記録

「益田七尾山 住吉神社」の本殿や拝殿は、改築前、そして建久3年(1192年…源頼朝が征夷大将軍に任官された年)の築造当初は一体どのようなお姿だったのか興味がわきます。

現在の「益田七尾山 住吉神社」本殿・拝殿ともに西北西を向いています。この地にて、この方向は益田市の市街地平野部とその先の広大な日本海を最も広く眺めることができます。
益田市 住吉神社の拝殿前からの市街地の風景

MAP・場所(航空画像):住吉神社

益田市 住吉神社の神々「御祭神 四柱」を学ぶ

前回は益田市の住吉神社の歴史として、現在の益田七尾山に築造されるまでの経緯についてお伝えしました。
ご参照⇒益田市の住吉神社の歴史 御神徳記と益田市誌より

今回は、益田七尾山 住吉神社の「御祭神」…神様についてです。

住吉神社の御祭神…四柱

益田七尾山 住吉神社の「御神徳記」の「御祭神」の記述の部分を拝見させていただくと、住吉三神と息長足姫尊の四柱であることがわかります。

益田七尾山 住吉神社 御祭神

住吉三神(すみよしさんじん)

  • 底筒男命(そこつつのおのみこと)
  • 中筒男命(なかつつのおのみこと)
  • 表筒男命(うわつつのおのみこと)
そして、

  • 息長足姫尊(おきながたらしひめのみこと)

※「息長足姫尊」は住吉神社の総本宮の住吉大社(大阪府住吉区住吉)によると、「神功皇后(じんぐうこうごう)」の「本名」ということです。※「息長足姫尊」は「気長足姫尊」という表記もありますが、「住吉大社」のHP(ホームページ)でも「息長足姫尊」と記されています。

※ご参照:⇒住吉大社HP御本殿・ご祭神

神功皇后 様のお姿…「賢女八景 筑紫帰帆」

神功皇后 様のお姿は、江戸時代の浮世絵師「歌川国芳(一勇斎)」の「賢女八景 筑紫帰帆」にてえがかれておられます。
神功皇后 賢女八景 筑紫帰帆

住吉神社についてもう少し知りたいな?…と思ったら♪

住吉神社の神様についてもう少し知りたいと思った方は、住吉大社HPで学べます。ありがたいことに、とても分かりやすい言葉で綴られています。

※ご参照:住吉大社ホームページ内
⇒住吉大社によくある質問 住吉大社の由緒・伝統 
「住吉大社によくある質問 住吉大社の由緒・伝統」では以下のことなどについて学ぶことができます。


◆住吉大社の由緒・伝統
◆住吉大社はなぜ大阪に建てられたのか?
◆住吉大神様ははどのような神様?
◆神功皇后さまはどのような神様?
◆住吉の地名の由来(意味)について
◆住吉大社の巫女さんは、なぜ頭に飾りがついているのか?
◆お神楽とはどういうものですか?

等々、とても深い学びができます。

MAP・場所:住吉大社(大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9)



編集後記…益田市から大阪へ

益田市の住吉神社からはじまり、大阪の「住吉大社」ではさらに深い学びを得ることができました。
大阪の「住吉大社」にも近いうちに参拝できればと思います。

益田市の観音岩の景観に「7羽の鵜がやって来た」風景

益田市の景観といえば、「三里ヶ浜」とか「持石海岸」は、はずせませんよネ。

四季おりおり、そして、朝昼夕の変化がある風景は通(マニアック)的な視点かもしれませんが面白いものがあります。

「三里ヶ浜」の代表的な風景といえば「観音岩」ですね。地元のカメラマンとか画家とかが好んで用いるモチーフですネ(笑)…もちろん、我等が!?「益田十景」にも取り上げられている風景です。

益田市の風景11月の観音岩

撮影したのは、今月11月4日14:00ごろ。この日、益田市の海岸は「晴れ」でした。


今回の撮影では、季節を感じさせる「観音岩の風景」を撮影できました。(因みに画像右奥に見える島は、益田市最後の秘境「高島」です。)


何がどう、季節を感じさせる「観音岩の風景」を撮影できたのか、おわかりですか?

実は、益田市の観音岩、必須のキャラクター「七羽の鵜」が戻っていました!!

益田市の観音岩と7羽の鵜の風景

夏の益田市の観音岩には鶚(ミサゴ)様がごくまれに鎮座しておりましたが…
※ご参照⇒益田十景「三里ヶ浜」観音岩にアノ鳥が(島根県 益田市)
鶚(ミサゴ)と益田市の三里ヶ浜の「観音岩」の風景もとても珍しいのですが。

冬に近づくこの季節、11月ともなれば、まさに観音岩の「真打」というべき「七羽の鵜」の姿が似合ってきます。

「七羽の鵜」そのメンバーの様子

益田市の観音岩の鵜


まだまだ、余裕~♪的感じです。

これから寒くて荒々しくなる日本海。そんな中でも平然と活動する、
益田市の観音岩の「七羽の鵜」の姿を今年も撮影してみたいと思っています。

編集後記…益田市で見た「つき」のお話


「後の十三夜の月」全国的に話題でしたね。益田市とかその周辺で見逃した人は以下のリンクの先で拝めますよ。
⇒「後の十三夜の満月」とEXスーパームーン(縁起のいい画像つき)
⇒「後の十三夜」171年ぶりの歴史的な名月の画像

「だるま夕日 山陰」風景画像コレクション(益田市三里ヶ浜)

11月に入り、益田市の海岸の夕方の名物風景…日本海に「沈む夕日」は全く見れなくなりました。
理由は簡単♪益田市の三里ヶ浜の海岸からはこの時期夕日は、山に沈みます。
※ご参照⇒益田市から11月「浮き見島」の風景を見た
(画像「1.益田市の11月の夕焼けの風景」とその周辺の記事をみてくださいネ)

益田市の11月頃は7「三里ヶ浜」には7「日本海に沈む夕日」は見れません。
「日本海に沈む夕日」がない益田市の「三里ヶ浜」なんて…という思いを持った方も多いと思います。というわけで…(そういうわけでもないのですが)

今回は昨年私が撮影した益田市「三里ヶ浜」から日本海に沈む夕日の画像をいくつかご紹介します。

画像は2013年の9月前後に益田市の「三里ヶ浜」から撮影したものです。

益田市 日本海沖だるま夕日 2013年8月26日

                                        撮影日は2013年8月26日

実は、目的は「日本海に沈む(単なる)夕日」ではなく、「だるま夕日」でした。



益田市 日本海だるま夕日の風景 平成25年9月16日

※三生島と「だるま夕日」の風景…撮影日は2013年9月16日

(2013年に益田市沖の日本海に沈む「だるま夕日」を初めて撮影し、あまりにも、「だるま夕日」が簡単に撮れるので、自称「益田のだるま夕日ハンター」としてさわいでおりました。(ほとんどの人に無視されていましたが…(笑))

2013年9月21日益田市沖 日本海だるま夕日の風景

※上のだるま夕日と同じ場所から撮影したのですが、撮影日は2013年9月21日…5日たつと、益田市の三生島の左側に沈んでいきます。

最後に(時はさかのぼりますが)同年3月21日に撮影した「だるま夕日」

益田市2013年3月21日だるま夕日


形としては地味なものですが、雲の絡みの様子がとても気に入っています。

2012年10月5日撮影のだるま夕日…山口県萩市の須佐沖の島々(岩)の行列とコラボです(笑)

益田市沖だるま夕日の風景20121005


よく見ると、島々のいくつかに「浮島現象」が確認できます。

だるま夕日 益田市の風景20121005



◆編集後記:今回の画像は、以前、私が運営していたサイト(ブログ)で掲載していたものです。
(そのサイトは今年(2014年)の初めにブログサービスそのものが終了となり今はありません。)
ここ数年、益田市でおこった自然現象・風景を撮った貴重画像をたくさん掲載していたサイト(ブログ)だったので、無くなったのは残念でした…が、数日前、偶然、以前のブログへ投稿した益田市のいろいろな歴史や風景に関する画像「ごっそり」のファイルを発見しました♪

今後は、益田市風景画像コレクションとして(過去画像ではありますが)投稿していきますネ!!
よろしくお願いいたします♪

「ちっちゃい灯篭」益田市三里ヶ浜の名物風景の真相

益田市の益田十景の一つ三里ヶ浜の黒い岩場に「ちっちゃい灯篭」があることをご存知ですか?

益田市、地元の観光案内等で、夕日とセットで取り上げられていることもあり、地元ではプチ象徴的な風景になっています。

9月ごろまでは、益田市の「ひとまろビジョン」でも、風景画像として放映されていたみたいです。

その(「ひとまろビジョン」の)画像を見た人が身近にいたようで…

「益田市の三里ヶ浜に、ええ灯篭の風景があるんじゃねぇ!?」という人がおりました。

「あれ(ちっちゃい灯篭)は、近いけぇ、見に行くかね!?」…という、思いつきで、益田市の三里ヶ浜の当地迄、見に行きました。昼間です。

車で現地に近づいた時「ほら、あそこにあるよ。ちっちゃい灯篭。」

「え、どこかね?…わからんわぁ?」

ということで、車をUターンさせ、三里ヶ浜の駐車場で車を停め、歩いて間近で見ることにしました。

益田市 ちっちゃい石灯篭の風景1


「なんかね!こがーに小さいんかね!「ひとまろビジョン」に出とった灯篭は…!?」

「そうじゃぁね、これが、益田市のプチ名物風景の「ちっちゃい灯篭」なんよ」

「でも、こねいなもんが益田の海岸にあることなんか、全然知らんかった…」
「ウソじゃろう、コレ(「ちっちゃい灯篭」)は、わしらがちっちゃい頃からココにころからあったんでぇ」

益田市 ちっちゃい石灯篭の風景2

…と、とりとめのない「ちっちゃい灯篭」談義はさておいて…(スイマセン)

益田市の「ちっちゃい灯篭」…今回は、思いっきり大きく撮影してみました。

益田市 ちっちゃいコンクリート灯篭の風景



昼間は、細部まではっきり、見える…この「ちっちゃい灯篭」…

これまでずっと、「石灯篭」と思っていましたが…なんと!「コンクリート製の灯篭でした!」

益田市の「ちっちゃい灯篭」の真相は「ちっちゃいコンクリートの灯篭」でした。
しかも、結構「雑」なコンクリートで製でかつコンクリート固定であることがわかりました。(これは、今回の新発見です♪)

というわけで、益田市の三里ヶ浜の黒い岩場に「ちっちゃいコンクリート灯篭」は昼間にみると、しょぼいのですが…夕日がきれいな季節には、「ちっちゃい石灯篭」的に見えるので、セットとなると、とても味がある風景を演出してくれるのでした♪ただ、何十年も日本海の荒波や風にさらされたからでしょうか、笠の部分が風化・浸食して、中の骨材の礫(小石)が表面に露出しているではありませんか!?

頑張れ益田市の「ちっちゃいコンクリート灯篭♪」

ところで、この「ちっちゃい灯篭」三里ヶ浜の黒い岩の上にあるのですが。

一体、いつごろ、誰が何のために設置したのでせうか?(特に詳細に調べようとは思いませんが…気になるものですw)

益田市の持石海岸の名風景の岩場に「謎の奴ら」がいた

前回は益田市の持石海岸の今(2014年)の浸食された風景について投稿しました。

>>持石海岸(益田市の風景)の今…海岸浸食で凄い事になっていた

益田市の持石海岸は昭和の時代では市内屈指の海水浴場でした。
益田高校時代には、土曜日には、午前中の授業の後、昼飯を食ったら、
高津の同級生の家に集合し、海水浴に行ったものです。(by自転車)

当時、持石海岸には土日となると多くの益田市民を中心とした多くの「海水浴客」がいて「海の家」的なものもありました。

今は廃墟になっていますが、以前の「海の家」的な建物ごしに見た「持石海岸」の名物岩場がコチラです。

持石海岸 廃墟の海の家からの風景


撮影したのが、今年(2014年)の11月なので、当然「ヒト」はいませんが。
「あっ、あの飛び出た岩からは皆(当時の益高生)は飛び込んだものだなぁ…」
しかも、この岩から、頭から飛び込む友人もいました(体型はプチデブでしたが)勇気ある「飛び込み姿」の美しさは今でも脳裏に焼き付いています。

と「おもひでぽろぽろ」的に回想しながら今の益田市の持石海岸の思い出の岩場を、デジカメでズームアップしてみました。

そこには、なんと!!

あいつらがいました。以前投稿した「7羽の鵜」の連中です!!
>>益田市の観音岩の景観に「7羽の鵜がやって来た」風景

今は奴らの「憩いの場」になっていました…

益田市 風景 持石海岸と7羽の鵜

「7羽の鵜」を数えた画像
益田市の7羽の鵜の風景


で、益田市の名物「7羽の鵜」の連中の会話を妄想してみました。
益田市 風景 持石海岸と7羽の鵜の妄想話
 
こいつらの会話はともかく…益田市の海岸の名物キャラ的「7羽の鵜」の結束力からみて、
すでに「烏合の衆」レベルでは無いことは確かですなぁ。・・・おしまい

観音岩の近くで新たな海岸浸食(崩落)を見た(益田市 三里ヶ浜)

三里ヶ浜には益田市の風景の中でも人気スポットである「観音岩」があります。

このサイトでは「観音岩」関連風景として「ミサゴがいた」とか「七羽の鵜がいた」という「ほのぼの系」の投稿とあわせて、「この岩周辺の海岸の砂浜の面積が大幅に減少した。…「海岸浸食」に関する記事も投稿しています。

観音岩付近でおこった海岸浸食(崩落)

画像は、今年(2014年)11月4日に撮影したものですが、観音岩周辺海岸浸食の(おそらく)直後に近い時点での様子です。

益田市 観音岩 海岸浸食 現場


実は、この場所は砂浜から一段(2~3m)高くなった比較的広い更地です。(益田市の三里ヶ浜の観音岩を観賞するベストポイントでもあります。車も数台駐車できます。)

ここの砂浜から、以前、観音岩周辺の砂浜の減少について今年(2014年)の9月4日に投稿したこともあります。
益田市の三里ヶ浜「観音岩」周辺の砂浜の変化(比較)


私は、砂浜の海岸浸食というのは、数年とかの年月をかけてジワジワすすむものかと思っていましたが、今回のように短い期間(もしかしたら、想像を超えた僅かな時間で)「ゴッソリ」的に崩落浸食がおこることもわかりました。

益田市の海岸崩落浸食

この崩落地点の先には、植物(おそらくシノ竹)が覆い茂っていますが、その一部も崩れているようです。

実は、この崩落地点、観音岩の間近の砂浜に下りるためのルート(結構険しい崖(砂質と粘土質と礫が混合))でした。しかし今回の崩落で完全にオーバーハングしてしまい。観音岩へ(比較的簡単に近づける)ルートはなくなってしまいました。

今回の海岸浸食(崩落)について考えてみた

この地点の周辺には、以前投稿したようなヘッドランドはありません。
※参照⇒持石海岸(益田市の風景)の今…海岸浸食で凄い事になっていた。
ただ、この地点のすぐ傍には(昭和の時代には無かった)防波堤が設置されてることに気づきました。

この防波堤による反射波により、自然の土手(今回の崩落場所)に強い波力を集中させる結果となったことが考えられます。

…観音岩は昭和時代は干潮ともなると地続きになる…プチ「トンボロ現象」もあったそうです。
前回の持石海岸の浸食と同様、益田市の三里ヶ浜では、昔と比べ、土砂の「自然供給量」が相当減ったことがわかります。
とはいうもの、土砂の供給源である高津川、益田川の河口の施策・コントロールは大変大がかりで、高度で精密な設計が伴うことも確かです。…それについて意見する気はありません。
 
ただ、気になるのは…現在、国道191号線に海岸線せまってきているため…護岸工事・防波堤設置が必要だと思われます。…当分「いたちごっこ」は続きそうですネ。


※現地には島根県とかかれた支柱が数本立っており、標識ロープ(俗にいうトラロープ)が張られていました。(現地再訪時:2014年11月20日に撮影)

島根県の柵


益田市の三里ヶ浜の風景…「益田十景」のひとつ「三里ヶ浜」この砂浜の風景がだんだん見られなくなっていくのでしょうか…(今回の海岸浸食(崩落)場所より撮影)

益田市 風景 三里ヶ浜

益田市の冬の日本海 三名岩(観音岩、猫島、宮ヶ島)の風景

ここ数日、益田市の天候は雪は降らないものの、気温は低く、日本海からの強風の日々が続いています。当然、益田市の沖は時化(しけ)の状態で、冬の日本海の様子を撮影するには絶好の日々となっています。(撮影条件はかなり厳しいです)

今回は益田十景の一つである「三里ヶ浜」から望む、三名岩(観音岩、猫島、宮ヶ島)と日本海の荒波・千波の風景です。

益田市の風景 観音岩、猫島、宮ヶ島


静止画像では伝わらないと思いますが、デジカメのモニターを見つめていると、青白いシャーベットのような海面の千波は、戸田町や小浜町の海岸に向かってまるで川のように流れて見えます。


益田市「三里ヶ浜」の三名岩…上の画像を使って説明しておきましょう。手前から「観音岩」「猫島」「宮ヶ島」

益田市の風景 観音岩、猫島、宮ヶ島 説明

「観音岩」の頭の部分見える黒いブツブツは「海鵜(うみう)」たちです。寒いし、波は荒く、怒涛の音は激しい中で平然としている「海鵜」の態度にはいつも敬服していますw。

ちなみに「観音岩」に見える白いものは、雪とか氷ではなくて…「海鵜」たちのフンです。

猫島には、強烈な波がぶち当たっているのが見えますネ。

一番奥の「宮ヶ島」…恵比寿神社(衣毘須神社)の赤瓦の屋根がぼんやり確認できます。

三名岩(観音岩、猫島、宮ヶ島)…関連情報は以下のリンク先にあります。

観音岩
⇒益田市の観音岩の景観に「7羽の鵜がやって来た」風景
⇒益田十景「三里ヶ浜」観音岩にアノ鳥が(島根県 益田市)

猫島
⇒猫島の不思議な看板『「朝明けの潮」と猫島』益田市の小浜海岸風景

宮ヶ島
⇒恵比寿神社(衣毘須神社)がある小浜海岸の宮ヶ島

益田市からの日本海の冬の荒波の風景シリーズ…この時期当分続きそうです。

冬の日本海の荒波に南の疾風で波頭に水煙があがる風景(益田市 三里ヶ浜)

12月19日(2014年)の益田市は久しぶりに青空となりました。
最近、寒い日が続いていたせいでしょうか、とても暖かく感じました。

西側の空も青空が広がっていたので、(最近多いのですが)「よし今日はお昼に、益田市の三里ヶ浜からの冬の日本海の風景でも取りに行こう!」と出発。

今回は、趣向をかえて、高い位置から冬の日本海を撮影してみることに…。

運が良かったのでしょうか?初めて見る日本海の荒波の風景です。

波頭に水煙 益田市の風景

荒波の波頭の部分に(波の進行方向とは反対に)水煙があがっています。
(ちょっと電柱が邪魔に感じたので・・・波の部分を拡大(トリミング)してみました↓)

波頭に水煙 益田市の風景T


この日は、北側からの荒波に対し、珍しく南風…荒波からしてみれば、かなり強い向かい風。

波頭に水煙 益田市の風景2

こんな光景は初めてでした。凄いですね!!(まぁ撮影した場所も良かったのでしょうが…)

で、帰ってから気づいたのですが…見島(山口県萩市)が写っていました♪

波頭に水煙 益田市 三里ヶ浜の風景


場所は、画像の右上に見える三角形の島「三生島」の右です。

(実は今回の、どの画像にも写っているのですが)分かりにくいと思いましたので、

上の画像を(画像処理ソフトで)のコントラストを高めてみました。(この方法最近気づきました♪)

益田市沖から見島の風景


どうですか?「見島」見えましたか?

次回は、今回の画像処理の技術?を駆使して、今回(別の場所から撮影した)「見島」の画像です。
そこには、とても不思議な白く丸い物体が写っていました♪
【つづき】⇒益田市から見島をみたら白く丸い構造物まで見えた風景