私が、益田市の小浜海岸で『「朝明けの潮」と猫島-皇居とつながる小浜の海』という案内看板を目にした時、(前回も語りましたが)東山魁夷 画伯の大作「朝明けの潮」は「山口県長門市の青海島瀬叢(せむら)をモチーフにしたもの」という情報をネット上で確認しております。

宮内庁のHPより引用させていただきますと

波の間(なみのま)は,広さ248平方メートル(約75坪)で,熊本県産市房杉や静岡県産松などが使われています。 この壁画は,山口県の青海島の岩をモデルにしたといわれる東山魁夷作の「朝明けの潮」で,縦約3.8メートル,横約14.3メートルの大壁画です。
という御説明がありまして、益田市の小浜海岸で『「朝明けの潮」と猫島-皇居とつながる小浜の海という話は根拠の薄いものではないか?という疑念を持っていました。

しかしながら、『「朝明けの潮」と猫島-皇居とつながる小浜の海』…これほどの大胆なタイトル。

この案内板を作成された方がこの地におられたとするならば、それ相応の心構えもあるはずです。故に、その根拠所以を知りたいと思いできる限りの検証を試みました。(本音では、当時、当地での東山魁夷氏の画像があれば…と思っています。)


猫島 益田市 小浜海岸 東山魁夷  朝明けの潮


(前回の投稿「猫島の不思議な看板『「朝明けの潮」と猫島』益田市の小浜海岸風景 」でも申し上げましたが)、先日、たまたま、益田市立図書館を訪れた際、レファレンスサービスの若い男性の方の御尽力により、これまでの疑念を払拭する書籍(大型本)に出会う事ができました。

その書籍の名は 美しい日本 東山魁夷 自選画文集 (3) (1996/6/28)集英社…東山魁夷自選画文集では、東山魁夷氏の著名な作品の作成に至るまでの経緯が、数々のスケッチの掲載と貴重なコメントも記載されています。

 
この書籍にて私の中にあった、『「朝明けの潮」と猫島-皇居とつながる小浜の海』に纏わる複雑な思いは、綺麗に払拭されました。

 いろいろな事をただ1記事にて掲載することは、失礼極まりないと思いますので、今回は序として

東山魁夷画伯の 「朝明けの潮」について発見!
 実は「朝明けの潮」は実存する特定の「海岸」では無い!!ということ。

ご存知の方は、至極当たり前のことでしょうが、あえて直接的に発表させていただきました。

次回資料として取り上げるのは…

東山魁夷自選画文集(全5巻)大型本 集英社
 
旅への誘い   東山魁夷自選画文集 (1) (1996/3/26)
欧州巡遊        東山魁夷自選画文集 (2) (1996/5/24)
美しい日本      東山魁夷自選画文集 (3) (1996/6/28)
水墨の魅力     東山魁夷自選画文集 (4) (1996/7/26)
自然への讃歌 東山魁夷自選画文集 (5) (1996/8/23)

の中の『美しい日本   東山魁夷自選画文集 (3)』  となります。