高津柿本神社について当神社「本殿の説明板」を基に

1.高津の「柿本神社」建立に関する歴史(起源~現在地)
2.柿本神社本殿の島根県指定有形文化財…建造物的価値
について(私なりに)解説してきました。


今回は最終回で

3.社宝(認定重要美術品『御法楽御短冊』)についてです。

高津柿本神社の御法楽御短冊は1943年(昭和18年)10月1日に認定重要美術品に指定されています。御法楽御短冊6綴 - 享保8年(1723年)から天保14年(1843年)にかけて奉納された、霊元上皇を始め桜町・桃園・後桜町・光格・仁孝天皇の歴代天皇6代にわたる天皇の御製歌が認められた短冊。

島根県HPの「文化財・重要美術品」によると員数6綴ということです。

当然ですが、天皇の御製歌は大変崇高で貴い作品であるがゆえ、普段は拝むことはできません。


ただ、一部ではありますが『高津町誌』の冒頭にて、桜町天皇(1720~1750)・桃園天皇(1741~1762)・後桜町天皇(1740~1813)・光格天皇(1771~1840)の御製歌(巻頭歌)四首(画像)の掲載がありました。

御法楽御短冊 高津町誌より


高津柿本神社「楼門」の正面「正一位柿本神社」は
有栖川宮熾仁親王(1835~1895)による御神額です。

有栖川宮 熾仁親王 御書