益田市の日本海沖に「伊勢島」という島があることをご存知ですか?


今年(2015年)の2月、益田市の鎌手方面の散策は、実は「唐音水仙公園」が主たるテーマではなく、益田市の鎌手地区…土田海岸沖にあるという「伊勢島」確認のためのものでした。


「伊勢島」については、益田市沖の「高島」がらみの伝説「おイセの物語」としてご存知の方も多いのではないかと思います。


「え?おイセの物語…わしゃ、そんな田舎の話は知らん」

という方もいるでしょうが…


「あの『まんが日本昔ばなし』でも取り上げられた話だよ」

ということとなれば、少しは関心を持ってくれる益田市民もいるのではないでしょうか?


※ご参照:『まんが日本昔ばなし』データベース
http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=958
⇒No.0958お伊勢物語 放送日:1987年06月13日(昭和62年06月13日)

今回は(まず、とりあえず)「伊勢島」の存在を確認する。ということを目的に投稿します。実は、「伊勢島」を確認するには、結構苦労しました。

私、益田市の鎌手地区には、地元に詳しい人の人脈がありません。


(事前にネットで調べたのですが)「伊勢島は益田市の土田海岸沖2㎞にある」という情報のみでした。


今年(2015年…平成27年)は2月8日(日)と14日(土)の2回、伊勢島の確認のために益田市の鎌手地区にいったわけですが。

初回(2月8日)は「伊勢島」…らしき「島」…というか「岩礁」は確認できましたが、それが、正しく「伊勢島」なのか!?全く自信がありません。


そこで、益田市の鎌手公民館(鎌手地区振興センター)に問い合わせてみました。

「お忙しいところ、本当にスイマセン。私、今、益田市の土田海岸沖にあるという『伊勢島』を探しているのですが、とんとわかりません。『伊勢島』ってどこら辺にあるのでしょうか?」

すると、男性の方が

「ああ、『伊勢島』ですか…ありゃ、「島」というか、「瀬」ですよ。」

「瀬?ですか岩礁みたいな?…異様な白波がたってる所でしょうか?」


「ハイ、ハイ、そうです。土田海岸沖では、瀬(岩礁)は1つしかないので、それです!!」


おおっ、さすが!!益田市の鎌手公民館(鎌手地区振興センター)!!


「土田海岸沖では、瀬(岩礁)は1つしかないので、それです!!」って言葉に勇気づけられ、2月14日(土)、晴れていて気温も10℃程度だったので、あらためて、益田市の鎌手地区にいったのであります。


そして、偶然にも、見つけました。「伊勢島にまつわる看板」…「石見舟歌に生きる「おイセ」の物語」


場所は、益田市市街地側から入って「唐音水仙公園」への道(おそらく林道)入り口をすぎ、土田海岸へ向かう下り坂途中。これです!(というか…前回投稿した場所と同じです(笑))

石見舟歌に生きるおイセの物語 案内板


正面から、左にあるのは、前回の投稿で掲載した、益田十景心に刻む 益田十景 鎌手のスイセンの里からみた高島』の看板です。
※参照⇒水仙の里と唐音水仙公園と益田十景の関係について(益田市鎌手地区の風景考)

石見舟歌に生きるおイセの物語の看板 全



この地点から確認した『伊勢島』と高島の「位置関係」

益田市高島と伊勢島の風景

もう少し近づいてみましょう(ズーム)

伊勢島1益田市風景


日本海の波しだいで、こんな風景も↓

伊勢島の風景 益田市2波


伊勢島3UMA 益田市風景

こんなの見たら、益田市の日本海にUMAがいるんじゃないかと…初めての人にはコメントされそうです♪

最後に、これが、倍率MAXで撮影した『伊勢島』の姿↓(撮影機種はNIKON COOLPIXP600)

伊勢島 益田市鎌手風景


案内板『石見舟歌に生きる「おイセ」の物語』の拡大画像

石見舟歌に生きるおイセの物語(拡大)


この島…岩礁で、おイセは息を耐えたと…(涙)

益田市の水仙の里「鎌手」。そして「唐音水仙公園」まできたのなら…ぜひとも、この、場所に来て、伊勢島と高島の風景も楽しんでくださいまし。


益田市の「伊勢島」の話、というか「お伊勢」について…
※ちょっと気になるところがあるので…
⇒益田市高島の「お伊勢物語」の内容を比較してみた(冒頭部編)

ご参照※「伊勢島(岩礁)の場所の画像」


※とてもわかりづらいかもしれませんが、画像の左下「洞ノ鼻」という場所から、北北西の沖に、小さな白い点があります。見えますか?位置的にも距離的にも伊勢島(岩礁)であると考えられます。
(私は最初パソコンのモニターについた「ほこり」かと思いました。)